■創業の歴史
石巻市千石町の本店は地域の皆様へお酒を提供するお店としての業務を引退しましたが、親しみを込めて皆様に呼んでいただいていた屋号「一山(いちやま)」と「地域の皆様やお客様への思い」を受け継ぎ、これからもお酒を通じて笑顔を届け、お客様に愛され続けるお店を目指します。
大正元年以前 | 山形蔵王温泉お土産物屋「まるしち」五男、斎藤久三郎(きゅうざぶろう)・はる夫婦が石巻に移住し、食品販売業を始める(初代) 店名「一山齋藤酒店」の中にある「一山(いちやま)」という屋号は「石巻で一番最初に山形のお酒を販売し、地域の皆様に楽しんでいただいた」ことを、お客様が親しみを込めて「一山(いちやま)さん」と呼ばれるようになった。 |
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大正元年(1912年) | 山形蔵王堺屋旅館次男・傳作を迎え、娘きよと結婚。これを機に「一山齋藤酒店」の創業とした。(二代目) |
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大正4年(1915年) | 二代目、傳作・きよ夫婦のもとに、長男・英市郎、誕生(後の三代目) (男4人女2人の子宝に恵まれる。) |
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大正13年(1924年) | 二代目、傳作・きよ夫婦のもとに、四男・久寿郎、誕生(後の、石巻市向陽町にある、向陽一山さいとう酒店初代 |
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当時、仙台からお菓子など食品の仕入れを行い、石巻市内にて行商、卸売業や、店舗にて塩、お菓子をはじめとした食品を販売する傍ら、もっきりなど酒類の販売も行っていた。
次男・孫七郎、三男・孫八郎は、海軍にて終戦直前に戦死
昭和35年(1960年) | 二代目、傳作、永眠(満72歳) |
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昭和36年(1961年) | 傳作・きよ夫婦の長男である英市郎は、教職と家業に従事。きよ・傳作夫婦の四男・久寿郎も他県より石巻に戻り、英市郎・妻三重子、久寿郎と共に兄弟を中心として、従業員と共に店を盛り立てる。(英市郎、久寿郎は、初代から数えて孫にあたる) |
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昭和45年(1970年) | 四男・久寿郎が独立し、石巻市向陽町に分店「向陽一山さいとう酒店」をオープン。 |
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昭和48年(1973年) | 三代目・英市郎58歳の時、千石町の「一山齋藤酒店」を「有限会社一山齋藤酒店」として法人化。その後、英市郎の長男・公男(四代目)が社長に就任。妻、真弓と共に、店を盛り立てる。 |
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昭和61年(1986年) | 向陽一山斎藤酒店にて、お正月の初売りセールを行う。 |
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平成3年(1991年) | 石巻市向陽町にある分店「向陽一山さいとう酒店」を「有限会社向陽一山さいとう酒店」として法人化 |
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平成23年(2011年) | 3月11日東日本大震災発災 |
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平成24年(2012年) | 前年に起こった東日本大震災の影響を受け、長らくご愛顧いただきました千石町にある本店「有限会社一山齋藤酒店」を閉業。 |
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現在 | 有限会社向陽一山さいとう酒店を久寿郎の妻・和子、次男・昌徳が引き継ぎ、現在に至る。 |
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